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2008年 05月 28日

イリュージョン

「かもめのジョナサン」の著者リチャード・バックが書いた、「イリュージョン」を思い出した。本の中身はまあまあで、ロマンチックな複葉機の飛行機乗りの話だった。今日、田んぼの代掻きをしながら考えていたのは、その「イリュージョン」のイントロの挿話というか寓話のお話。興味のある人は是非その部分だけでも読んでみてください。
で本題は田んぼの代掻き。水を入れた田んぼの中を動きまわるには、鉄の車輪(鉄車・かご車)でなければだめで、ゴムの普通のタイヤでは滑ってしまって役に立たないと思っていました。自分が田んぼを始めた時も教えてくれる人達はだれもが、代掻きは鉄車でやるものだと。しかし、こまった事にうちの田んぼは小さくて鉄のかご車でUターンをするたびに、軸脚となる車輪の下が深くえぐれて、だんだん身動きの取れないような状態になっていました。自分の今年の理想としては、3センチくらいの耕転でしたが、それを実現するために普通のタイヤで田んぼに入って本代掻きをやってみました。ここ何日かは、田んぼに入ったらすぐに動けなくなる、途中まで行って深みにはまって動けなくなる、片方の車輪が深みに取られひっくり返る、などなど最悪のパターンのオンパレードが頭の中をグルグルぐるぐる。ところがどうでしょう、朝、田んぼに行き、耕運機のエンジンをかけ、恐る恐るバックの状態で田のなかへ入りました。バックから前進にするには方向転換しなければなりません。これまたビクビクでクラッチを操作してみましたが、滑ることもなく、土にめり込むでもなく、実にスムーズ。ん・・・・・・これって? ん・・・・なに?
私は今まで何をしていたの?なにを考えていたの?まったく問題なく代掻き終わりました。
ほっとしたら、疲れました、でも良かった、事故もなく無事にすんで。
下の写真が使われなかった「かご車」です。
イリュージョン_c0145438_17574868.jpg


by Utiopepe | 2008-05-28 18:00 | 田んぼ | Comments(0)


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