2014年 06月 17日
新しい椅子を作っています、デザインと強度のために考えた仕口です。 これで完全とは思いませんが、今の所、最良ではと思っています。 椅子の脚の貫をなくし、接合部の強度を上げるためです。 最初に座板と平行に鉛筆で線を引きます。 線に沿って手鋸で胴付を挽きます。 縦方向にも鋸を3か所。 鋸を入れ終わった、椅子一脚分の脚のホゾ部分です。 鑿で突き、丸く整えます。この時先細りにならないように、平行に加工します。 4本の脚が完成。すべての脚は入る穴、向きを決めてあります。 穴に脚が収まった所です。入れる前に木口を軽く木殺し(金槌などで木をつぶす)しておきます。 その接合部分を鉛筆で墨付けをします。 鉛筆の墨を削り込まないように、注意してトリマーで掘下げます。 トリマーで切削終了。脚には角度が付けてあるので、この様な状態までしかできません。 残った部分、実はここが大切なのですが、角度を合わせて鑿で突いて整えます。 仕上がりの状態です。 このやり方だと、座面と脚の接続面が飛躍的に増加します。 その結果、接着材も効果が上がり、胴付による支えの効果も増えと思います。
by Utiopepe
| 2014-06-17 06:42
| 仕事
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