2014年 07月 10日
ドロオイムシ。今までも少しは出ていました。しかし 今年は雨が続き、山ぎわの家の田んぼは、やはりまずかった。 大量に発生して、いよいよ手でつぶして歩きました。 かがんで、一株ひと株、確かめながら、見つけてはつぶして歩きました。 ほぼ1日半、女房と田んぼの中を見て回り、疲れました。 ドロオイムシの幼虫です、背中に泥を付けているので、泥おい虫。 実はこの泥、排泄物つまり糞、お日様に直接当たると弱ってしまうので、自分のうんこを日よけにしています。 食べられた葉っぱはスキスキ、ひどい株は見るも無残でした。 葉をいっぱい食べ大きくなると、繭を作ります。葉っぱにしっかり付いた白い綿の様です。 これが成虫、大きさ5ミリくらいかな。羽根が生え動きも活発、こうなるとつかまりません。 今まではたいしたことも無く、見逃して来ました。 今回、あまりにもひどいので本でしらべたり、ネットでも見てみました。 標高500メートル以上の山間地で多く発生して雨の多い年は要注意だそうです。 家の条件はぴったり当たりです。とくに山ぎわの日当たりの悪い場所は最悪。 なおかつ、マコモなどで冬越しして、田植え後に苗に卵を産むそうです。 家の田んぼの山ぎわの水場には、マコモがいっぱい、正に養殖していた様なものです。 物を知らないと、色々なアクシデントにあってしまいます、これも人災のひとつか? 田んぼの中を歩いている時、近所の人が通りかかり 「おーい、どおした?」 「ドロオイムシをつぶしてます」 「ドロオイムシ?それは胡桃の枝を振り回して落とせばいいぞ」 「へー、そんなので大丈夫?」 「昔はそおやってたけど、今は薬だ」 「薬って?」 「苗の時にイモチとドロオイムシに効くやつ、高いんだが、それを使う」 「・・・・・・」 知らない事ばかり、道のりは長い、人生も農業も同じか?
by Utiopepe
| 2014-07-10 07:02
| 田んぼ
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Comments(1)
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by
きんぴら農園長
at 2015-08-04 20:42
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泥おい虫か。
今年はまったく見かけませんが、こちらの田んぼでも発生した時がありました。 サラダ油を撒いたこともあったな。 大正時代の農業の本に米糠を撒いてから小枝で払い落とすという記がありました。 ご苦労様でした。
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