木の家具UMEKAWA くらしの話 ティオペペタイムス

tiopepeume.exblog.jp
ブログトップ | ログイン

タグ:漆 ( 24 ) タグの人気記事


2012年 07月 11日

4辺目

梅雨空の合間をぬって、山に入っています。
c0145438_17101247.jpg

いでたちも、だんだんそれなりに、なってきました。
腰に吊り下げているのは、右に蚊取り線香、左には皮はぎ刀他の漆掻き道具。
荒縄は、湿って滑る山の斜面対策、足に巻いてみるつもり。
右手に杖は必需品、急坂を降りる時、漆桶を持つ左手は使えませんから、杖で支えながら降ります。
肩に回しているのは、軍手・飲み物・カメラ・眼鏡・手さしなどが入っています。

途中の林の中には、さまざまな花が咲き、キノコも出だしています。アンズタケまであと少し。
c0145438_1719082.jpg

アップでのぞくと・・・、なんて花かな?
c0145438_1719065.jpg


by Utiopepe | 2012-07-11 17:27 | 仕事 | Comments(2)
2012年 06月 30日

漆掻き 2辺目

取る人、取らない地区、いろいろ、あるみたいですが。
2辺目の漆、少しいただきました。
4本の木で、合わせてティースプーンすり切り1杯くらいかな。
c0145438_2132990.jpg

今日も害獣よけの鉄柵を越えて、獣の領域へ行って来ました。
それにしても毎回考えてしまう「開けたら、閉めて!」、動物に言ってるとしたら・・・・・
な訳ないか。でもどこか、ブラックジョークが効いています。
山の中、一人にやにやしながら歩いています。
c0145438_2173781.jpg


by Utiopepe | 2012-06-30 21:17 | 仕事 | Comments(0)
2012年 06月 26日

目立て

2008年来になる漆掻き。
今年は季節の動きがゆっくりと思い、やっと今日、目立て(辺付け)に行って来ました。
家から裏の山に20分ほど登った場所。尾根伝いに進み、害獣よけの柵を越えた、けだものの領域。
ヒノキ林の前の急斜面です。見上げると葉っぱを大きく広げていて、OKサインをもらったようです。
c0145438_1818957.jpg

漆の木の表皮を丁寧にはぎます。木の幹まで削っては、木が弱るそうです。
ぎりぎりまで削ぎ落して、カンナと呼ばれる道具で初めての傷を付けます。
今日は小さな傷だけで、これから漆を取らせてもらいますのあいさつです。
雨さえ無ければ、4日おきに山に登り少しずつ傷を大きくしていき、漆をもらいます。
c0145438_18261491.jpg


by Utiopepe | 2012-06-26 18:28 | 仕事 | Comments(0)
2012年 05月 30日

今年の漆

裏の山に、今年掻く予定の漆の木を見に行ってきました。
c0145438_21391057.jpg

左側黒っぽい樹皮の2本、その右一本と、1本おいて右はじの白っぽく見える木。
合計4本から漆をいただこうとおもいます。
c0145438_21404999.jpg

頭上の葉っぱはまだ開ききれていず、空が透けて見えますが、
漆掻きの時期が来るころには、葉っぱで覆いつくされていると思います。
今年はずいぶん遅くに霜があり、葉が傷んでいるので、元気になるか心配です。

by Utiopepe | 2012-05-30 21:55 | 仕事 | Comments(0)
2011年 12月 16日

室(ムロ)の中

漆の塗りが終わりました。
作った物に合わせて棚の高さを変えたり、棚板の構造を変えたりと、苦労しています。
今回はアームチェアーを2脚とテーブルの脚。 ばらせるところはバラシテ、詰め込みました。
この時期になると、外気との温度差で結露をするため、床・天井・壁・扉から少なくとも30センチは塗る物を離します。
それと塗る前4時間と塗った後2時間は十分な暖房をして部屋の中すべてを20度以上に保ちます。
たとえば、朝6時に灯油ストーブに火を着け、部屋の温度が8時すぎに20度以上になります。
ここから4時間は22度くらいを保ち、昼1時から漆をぬり、塗り終わりが4時、その後2時間保温します。
じょじょに温度が上がっていくと、木の中の空気が膨張して、乾く途中の漆の膜に泡ができだめになります。
温度が低めだと、乾きが遅れて、完全に漆が乾く前に結露をして、白くなりこれもだめ。
温度22度湿度80%くらいを目安に、安定した状態をめざします。とにかく塗り終わりました。   ほ・・

c0145438_16491980.jpg


by Utiopepe | 2011-12-16 16:55 | 仕事 | Comments(0)
2008年 09月 03日

末漆(すえうるし)

今日で14辺目、9月には入ってから9月末までの漆を「末漆」と言うそうです。7月末から8月いっぱいを「盛り漆」と言い、質・量ともに最高だと言います。今日は漆の感じが今までとは少し違い、ねばりが有り、出方も今までと比べるとすぐに出が止まってしまった様な気がします。葉の色はそれほど黄色くなっていませんが、実の色が黒っぽくなり、木の皮の感じがちょっと変化してきている気もします。今年がはじめての経験で、なにもかも解らない事ばかりで、とにかく今感じているイメージを覚えておきたいと思います。今年傷を付けた最も大きな木の写真ですが、一番下の太いところでだいたい直径40センチ、3本に分かれていますが、どの枝も傷だらけで痛々しいかぎりですが、最後まできちんと始末を付けたいと思います。
c0145438_20402261.jpg
c0145438_20404781.jpg


by Utiopepe | 2008-09-03 20:54 | 仕事 | Comments(0)
2008年 07月 30日

十辺目

漆掻きが十辺目になりました、やっといでたちも決まってきました。長袖のシャツに軍手、足元は地下タビ、ポロシャツはボタンを上までして襟は立てる、手首まわりを守るために手差しをして、着ている物はすべて木綿。外側に露出している肌には防虫スプレーをしています。
今日の収穫は2時間半で約80グラム。c0145438_21133751.jpgc0145438_2114398.jpg

by Utiopepe | 2008-07-30 21:15 | 仕事 | Comments(0)
2008年 07月 15日

七辺

6月からはじめた漆かきも今日で7辺目、これまで採った漆を「初うるし」と言います。
この後、8辺目からは「盛うるし」と言い、色、ねばり、など他の時期のものと比べると品質が
1級品になるそうです。  今日までやってみて感じるのは、大変な仕事ということです。技術がむずかしいのは当たり前ですが、1度、木に傷をつけてしまうと、出てくる漆をこぼさないで、かき採るために、木に登ったり、降りたり、休み無しで繰り返さなければなりません。高い所は見上げるようにしてかき採るので、時々しずくが顔に飛んできます、あたるとすぐに刺激が有りひりひりとしてきます、忘れていて後で鏡を見ると黒く盛り上がって、ほとんどほくろの様です。
木にしがみついても仕事しますので、木綿のズボンを滲み通して漆が皮膚に付き、ひざのあたりは漆かぶれのしみだらけです。そこらじゅう漆かぶれのしみがたえませんし、かゆいからと言って、かくと益々ひどくなりますからじっとがまんです。それでも山に入って木に囲まれて風の音、虫の声、川のせせらぎを感じているのは最高の時間です。
c0145438_2218576.jpgc0145438_22191922.jpg

by Utiopepe | 2008-07-15 22:23 | 仕事 | Comments(3)
2008年 06月 25日

漆かき3辺目

最初の傷をつけてから、気温が今ひとつ上がらないので、随分間を開け20日に2辺目、そして先日の雨で木が湿っていたので一日延ばし今日3辺目をしてきました。天気は最高、漆木も元気いっぱいです。
c0145438_2038307.jpg

なかなかむずかしい傷つけ、皮を剥ぐのもデリケート、傷を付けるのは水平方向、深さもろもろ簡単にはいかず、それでも3本のすじができました。下の2本は漆が盛り上がって黒くかたまっているところ。
c0145438_20404450.jpg

4本の木から少しずつ、少しずつ採って、かき桶の底にほんの少しだけたまりました。
c0145438_20482686.jpg

2辺目は3グラム、今日は14グラム、1回めは採らないので合計17グラムの成果です。
c0145438_20511540.jpg


by Utiopepe | 2008-06-25 20:52 | 仕事 | Comments(0)
2008年 06月 13日

辺付け

c0145438_21214537.jpg
いつも朝の散歩の時、途中の山を気にして見ていました。それと言うのも、山のほんの一部の場所にマタタビの木があり、その葉の色が白くなったら漆をかく時期が来たしるしと教えられていたからです。今日、白くなりました、昨日はぜんぜん見えなかったのにです。 あわてて朝から最後の準備をして、予定してあった山に行ってきました。
タイトルの「辺付け」というのは漆かきで一番最初に木に傷を付ける作業のことです。「目立て」とも言いますが、木を良く観察して、どの場所に傷を付けるのかを決定して、表面を皮取りカマで薄く削り取り、一定の間隔で数箇所に傷を付けます。1週間後くらいから、2番目の傷を付けますがこれから始まる漆かきの基準となる傷です。
木の幹の色の変わっている部分が皮を剥いたところで、真ん中の小さな白いところが「カンナ」と呼ばれる傷を付ける道具で深く削り取られた部分です。白く見えるのは皮の下の木本体ですが、これを少なくとも一本の木に10箇所付けます。
はじめての事で一応やってはみましたが、どうなることやら先が思いやられます。
c0145438_21582938.jpg

     見上げた漆の木は元気いっぱいでとてもきれい

by Utiopepe | 2008-06-13 22:01 | 仕事 | Comments(0)