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2008年 05月 25日

座卓三種

同じ四賀のお年寄りから頼まれ座卓を作りました。昨年3月頃製材してから、仕事場に運び皮を剥き、サンを間に入れて天然乾燥を1年。それを両面軽く機械で削り、こんどは乾燥室に運び込み再び桟積みにしてから、パネルヒーターでじっくり温め、だいたい狂いが出たところでこんどは暖房を切り、常温で1月待ってから作りました。本来ならば3寸(約9センチ)の木ならば3年間の天然乾燥の時間がほしいのですが、お年寄りはなるべく早く欲しいということで、このようなことになりました。もとは、お施主さんのお父さんが植えた庭の木で、樹齢約95年のスギの木です。
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しに節(抜けて落ちてしまう節)はひとつひとつ埋め、割れているところも埋め何とか形になりました。スギで家具を作るのは初めての経験で良い勉強にはなりましたが大変でした。スギ材は夏目と冬目の硬さが極端に違い、節も異様に硬く、夏目の柔らかなところは刃物の切れ味が落ちるととたんにざらつき、かんなをかけている時にツメが当たっても簡単に傷になるし、逆目は止まらないと、とんでもなく手間のかかる材種でした。材の量が限られている中で3本の座卓を作るために、色々な形の脚を考え、なんとかギリギリで作る事が出来ました。

by Utiopepe | 2008-05-25 18:06 | 仕事 | Comments(0)


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