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2016年 02月 02日

油断大敵

やっぱりね、こーゆうことするんだ。
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古い座卓の修理をしていますが、油断すると大変です。
上の写真、外側から見ると抜きホゾになっています(仕事のとめを見ると説明があります)。
一見丁寧な仕事をしているようにみえます、が中身は下の写真のようになっていました。
黒く見える物すべて釘です。ばらしてみて冷や汗たらり。

材料の一部が虫に食われてボロボロ、取り換えることとなりましたが、まずは解体です。
修理を何度も経験するとかなり慎重になります。
まずは構造を細かく調べ、何処に金属を使っているか、どこからばらすのが良いか。
修理する物に一番ダメージが少ない方法をさがします。

しかし、見えない所でいろいろな事がしてあります。ほとんどの家具がそうです。
今と違い、機械にたよらず、手仕事で量産するために、あの手この手で作っています。
壊さなければ中は見えません、ので上手に手を抜きます。
それは昔の職人の常識のようです、でも抜きホゾに見せかけ、ほぞ穴が釘隠しとはビックリ。

ばらす時にノコギリや鑿を使いますが、金属に触ったら、一発でボツです。
ノコギリは完全に切れなくなります、ほとんど使えません。
鑿は刃こぼれをしたら、グラインダーで削り落し、研ぎなおし、大変時間がかかります。
慎重に解体をしますが、読みが外れることもしばしば、修理は奥が深い。

by Utiopepe | 2016-02-02 07:27 | 仕事 | Comments(0)


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